教育育成委員会

平成27年度「佐賀大学の授業を受けてみよう」

9月12日(土)実施 各講座内容

①バイオテクノロジーで新しい植物を創る! / 農学部 教授 駒井 史訓 先生

 バイオテクノロジーとは実はどういうものなのか、駒井先生のこれまでの研究等と映像をふまえて分かりやすく講義をして頂きました。0から1を生み出すことの難しさ。そのための地道な研究と実験。それには子どもの頃の自然とのふれ合いや、今、中学で学んでいることの全てが生きてくるというメッセージも頂きました。

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②原因と対策 ・・沿岸地区に多発した奇病への対応・・ / 文化教育学部 教授 久野 建夫 先生

 まだ原因が明かされていない疾病に対して、昭和初期の時代にどのようにデータを収集し、そして解明をしていったのか・・・。当時の論文や多くのデータを読み取って、自分がその県の知事ならば、どのような行動をとるのかということを考えました。有効な対策立案を考えたことは、今後の学習にも生きるでしょう。

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③相対論の世界 / 大学院工学系研究科 教授 船久保 公一 先生

 アインシュタインが提唱したこの理論、実は私たちの身近にある様々な「形」を決める理論です。IHの電化製品やGPS機能などを例に挙げ、子どもたちの興味を捉えながら授業を進めて頂きました。子どもたちが先生の周りに集まり質問する姿が見られる等、すばらしい「物理との出会い」となったようです。

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④発酵食品は病気を予防できるか? / 農学部 教授 北垣 浩志 先生

 発酵食品、特に、麹、ヨーグルト、ワインの効果について講義して頂きました。まず、発酵食品の働き、歴史の話があり、次に、摂取することによる効果の説明を受けました。効果とは、免疫力の増進、腸内細菌の改善、病気の防止と予防などです。今後、身体に有益な発酵食品を多く摂取したいと思います。

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⑤巨大な布に水族館を描こう / 文化教育学部 准教授 / 小木曽 誠 先生

 「社会に出る若者に求める力」として、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つを挙げられ、早速、制作に挑戦しました。各グループが想像力を膨らませ、巨大な布に、刷毛や筆を使って、グロスポリマーやアクリル絵の具で描いていきました。ためらいなく伸び伸びと描く姿が印象的でした。

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⑥日本語の漢字にはどうして何通りもの発音があるのか? / 文化教育学部 准教授 中尾 友香梨 先生

 日本語の漢字の発音には、「訓読み」「音読み」があり、その中でも「漢音」「呉音」「唐音」という何通りもの発音があることを、歴史と文化に触れながら学びました。普段何気なく使っている漢字の読みは、とても奥深いものだと感じました。みんな興味津々で大変充実した講義でした。

 

⑦放射線を測る / 総合分析実験センター 准教授 寺東 宏明 先生

 昨今、放射線に対する意識が薄れてきており、また、社会情勢においても、放射線と放射能を混同している風潮があるように感じました。一言で放射線は怖いイメージでしたが、正しい知識を得ることで不安が払拭できる内容でした。専門性の高い講義に子どもたちは触れることができたのではないでしょうか。

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⑧メディアコミュニケーションについて考えよう / 文化教育学部 教授 角 和博 先生

 まず、おへそ保育園長吉村先生・諸岡先生による「こども哲学」、次に、古賀先生による情報モラル、最後に、角先生によるコミュニケーションカードによる演習と3構成の授業でした。自分と相手が持つ価値観は違うということはSNSにも通じ、正しい使い方とお互いを尊重する大切さを教えて頂きました。

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⑨スピンはめぐる / 工学系研究科 教授 遠藤 隆 先生

 講座が始まる前に、受講生全員が回転運動の体験を行いました。先生から教えて頂く内容は、学校で習うものとは正反対なので難解でしたが、実は、回転運動がとても身近なところで大切な役目を担っていることを知りました。最後に、文系理系に関係なく、広く深く教養を得ることが大切とのメッセージを頂きました。

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⑩だしのおいしさの科学 / 文化教育学部 准教授 萱島 知子 先生

 生まれた時から日本人の身近に深い関わりがある和食のおいしさの要とされる「だし」。この「だし」の持つ味と匂いをあわせた「風味」は、食べることへの期待感を高めます。体に良い成分を豊富に含んだ「だし」を試飲し、「おいしい」「味が薄い」など、おいしく楽しく「だし」への興味・関心を引き出す講義でした。

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平成27年度「大学の授業を受けてみよう」開催講座


No. 日時 テーマ 講座担当
1

9月12日(土)

10:00~11:30

バイオテクノロジーで新しい植物を創る!

農学部 教授

駒井 史訓 先生

2

9月12日(土)

10:00~11:45

原因と対策

 ・・沿岸地区に多発した奇病への対応・・

文化教育学部 教授

久野 建夫 先生

3

9月12日(土)

10:00~11:30

相対論の世界

大学院工学系研究科 教授

船久保 公一 先生

4

9月12日(土)

10:00~11:30

発酵食品は病気を予防できるか?

農学部 教授

北垣 浩志 先生

5

9月12日(土)

10:00~12:00

巨大な布に水族館を描こう

文化教育学部 准教授

小木曽 誠 先生

6

9月12日(土)

10:00~11:00

日本語の漢字にはどうして何通りもの発音が

あるのか?

文化教育学部 准教授

中尾 友香梨 先生

7

9月12日(土)

10:00~12:00

放射線を測る

総合分析実験センター 准教授

寺東 宏明 先生

8

9月12日(土)

10:00~11:50

メディアコミュニケーションについて考えよう

文化教育学部 教授

角 和博 先生

9

9月12日(土)

10:00~11:30

スピンはめぐる

工学系研究科 教授

遠藤 隆 先生

10

9月12日(土)

10:00~11:00

だしのおいしさの科学

文化教育学部 准教授

萱嶋 知子 先生

 

平成26年度大学の授業を受けてみよう(2) 各種講座内容

1 宇宙論入門

                             大学院工学系研究科 船久保 公一 先生

宇宙は138億年前から膨張し続けており、膨張の様子を知ることが出来るようになったそうです。プロジェクターを使ってハッフルの法則、宇宙年齢、宇宙を満たしているエネルギーの内容の話がありました。少し難しい講義でしたが、宇宙の魅力に気づくことが出来ました。夏と冬では、天の川の見え方が違うことも知り、これからは星の見え方が変わるような気がしました。とても興味深いお話でした。

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2 遺伝子組み換え生物をつくろう。自然放射線を見よう

                             総合分析実験センター 永野 幸生 先生

「百聞は一見に如かず」と言う永野先生のお話から始まり、2つの実験を行いました。「大腸菌に緑色蛍光タンパク質の遺伝子を導入して遺伝子組み換えを行い、光る大腸菌をつくる」という実験では、実験過程を丁寧に説明していただきながら取り組み、翌日の結果確認では自分で創った光る大腸菌を見て、感激していました。2つ目の実験「自然放射線を見よう」では、放射線検知器で塩(カリウム含有)からも放射線が出ていることを確認したり、霧箱の中でひこうき雲のような放射線の飛跡を見ることが出来たりして驚くばかりでした。

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3 バイオテクノロジーで新しい植物を創る

                                農学部 駒井 史則 先生

バイオテクノロジーという難しい題材での講義でしたが、駒井先生のこれまでの研究・開発・商品展開の流れをわかりやすく映像化してくださっていて、研究を身近に感じることが出来ました。0から1へすることの難しさやまたその先の地道な研究開発には、子供の頃の遊び、そして中学生の今学んでいることすべてが生きてくるという、先生からのメッセージが受講した子どもたちの心に響いた講義でした。

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4 原因と対策・明治時代の脚気対策を例として・・

                  文化教育学部  久野 建夫 先生

 何か問題が起きた時、それを解決するための方法を明治時代に猛威をふるった脚気の収束に向けたビデオをもとに学んでいきました。  「原因を明らかにして、それを取り除く」と言う方法、「原因はさておいて、何か良さそうな対策をとってみる」 という方法、様々な方法が考えられます。このような方法を病気対策だけでなく、あらゆる場面で応用できることも学びました。長い人生、これから色々な問題に向き合わなければならなくなった時、ふとこの講座を思い出して原因究明をし、影に隠れた原因を見つけ出して解明できたらいいなと思います。

 

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5 生物の多様性と生き物同士の相互作用

                       農学部 徳田 誠 先生

自然界を形成する生き物同士の相互作用について植物と昆虫の関係を«虫こぶ»(昆虫が植物に寄生し植物にこぶをつくる現象)を例に挙げ、昆虫がどのような方法で自分の都合よいように植物をコントロールし寄生させていくかについてスライドなどを交え具体的に説明して頂き、生徒たちも大変興味深く受講していました。また、このような相互作用により生み出される現象などがどのように解析され、バイオテクノロジーなどの進歩に役立ち成果が生まれるのか大変興味が持てました。

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6 ユーロ圏と米国における国民の連帯性の比較・・・金融危機の時にこそ問われる連帯性の内実

                    経済学部 米倉 茂 先生

経済危機や金融危機の時にこそ問われる国民の連帯性の強度を、ユーロと米国の二大経済圏で比較しました。ユーロ圏の特徴としては、金融政策はひとつだが財政政策はバラバラで、通貨主権は各国が保持しているため統一的金融政策は無理があり、米国の場合財政と金融政策が一体化しているため統一的金融政策も可能になるという違いを話されました。日本の国債の金利は一番低く、安全な国だということです。来年退官される米倉先生は「ユーロ」という本を現在出版されています。興味のある方はどうぞご覧ください。

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7 「男女共同参画」って何?~自分らしく生きるコツ~

                      男女共同参画推進室 宮地 歌織 先生

「受講生の半数以上が男子という状況での講義は初めてです」という宮地先生に、男女共同参画がまだまだ日本に馴染んでいない現況を改めて、わかりやすく教えていただきました。イラストを描くことから始まるウォーミングアップから「10年後に男性も女性も働きやすい社会を創るためには?」というグループワークでは生徒たちも積極的に参加する事が出来ました。それぞれの生徒が将来出会う問題点を考える機会になったことと思います。

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8 「お父さんは牛のシッポにとまるハエ?」インドネシアの母系制社会から学ぶこと

           国際交流推進センター 山田 直子先生

「お父さんは牛の尻尾にとまるハエ?」一瞬どきっとした方も多いのでは無いでしょうか?日本古来の文化とは全く異なる、インドネシアのミナンカバウ民族の文化の話でした。メインテーマは「家族」。ミナンカバウ民族の行動や習慣、人間関係をフィールドワークした山田先生のお話は大変興味深いものでした。写真を見せて頂いたり、当時の様子を聞いたりして少しだけ異文化に触れることが出来ました。「普通」や「常識」を疑い、多様性を認め、相手を尊重して受け止めることは大事だと学べた講義でした。

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9 廃油(脂肪)からBDF(バイオディーゼル燃料)をつくってみよう。

                     文化教育学部 岡島 俊哉 先生

地球の自然活況の中で繰り返し得ることが出来る再生可能エネルギー[バイオディーゼル燃料]を実際に作りました。「大学の実験室だから、普段我々がしていることをしてもらったらいい」と言う先生のお考えのもと、実験の楽しみ方を教えていただきました。実験器具の基本的な操作など、子どもたちにとてもわかりやすい説明でした。探しでは、使用済み天ぷら油を回収・精製し、バイオディーゼル燃料を再生。そしてトラックやバスなどに使用しています。私達も循環型社会を念頭に、日々の生活を送りたいと思います。

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10 食と法律・・・先生&ゼミ生と学ぼう

                      経済学部 岩本 諭 先生

食品の安全とは何かについての講義でした。近年社会問題と鳴ったデパート、ホテルなどの食品偽装事件の背景にある問題について、いくつかの実験を通じて確認し、法制度の役割を考える機会となりました。前半は法制度の観点から映像を用いてわかりやすく説明して頂き、ました。後半はゼミ生14名の方達と和やかに実験や表示の説明をして頂き楽しく学ぶことが出来ました。子どもたちは「人工いくら」「コーヒーミルク」の作成実験で「食品添加物」という「目に見えるかたち」で知識を得て、関心をもつことで偽装防止になるとわかりました。

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