教育育成委員会

平成28年度~佐賀大学の授業を受けてみよう~

2016年9月10日(土)

『あなたの知らない音の話し』~音の魅力~

先端医学推進支援センター 技術専門職員 立石 洋二郎 先生

 日常の生活の中で人間の耳に聞こえる音から聞こえない音までの周波数を実際に聴き、体感することができました。生徒達は、かなりの高音まで音を感じ取ることができていました。保護者の方々は、聴力は老化と共に低下することを実感したと思います。

 音楽は人の脳波に作用するため、効果の違いを利用し、環境音楽、α波音楽、音楽療法と様々な分野で利用されていることを学びました。
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生物の多様性と生き物同士の関係を読み解く
農学部 准教授 徳田 誠 先生
 生物の多様性と生物間相互作用につて、実際に大学の授業で使われている資料を用いて講義をして頂きました。昆虫と植物の相互作用の具体例として、「虫こぶ」について先生が現在研究されている詳しい内容を学びました。虫こぶ形成のメカニズムや、先生が発見された落ち葉に出来る虫こぶのお話は少し難しかったですが大変興味深かったです。又、大学や農学部がどんな所なのかも説明して頂きました。
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医師のアタマ・ワザ・ココロを創る 「問題基盤型学習」を体験してみよう
医学部 教授 地域医療科学教育センター長 小田 康友 先生
 医学部で実践的臨床医を養成するためのカリキュラムとして取り組んでいる「問題基盤型学習」のプチ体験をしました。事実の把握で大事なこと「群盲像を評す」のことわざやイラストをわかりやすくあげて頂き、症例を通して情報収集の大切さ、あらゆる可能性を考え仮説をたて検証していく医師の診断過程を疑似体験しました。医学に関わらず今後の子ども達の思考に大きな影響を与えて頂けたのではないでしょうか。
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分析機器の世界をのぞいてみませんか
総合分析実験センター 准教授 寺東 宏明 先生
 生徒16名(1名欠席のため)と先生、保護者5名の計21名の参加でした。最初の講義の後、3班に分かれて、実際に分析機器を使って体験をしました。電子顕微鏡で髪の毛を見たり、PCRで遺伝子のコピー実習をしたり、ガスクロマトグラフィで試薬を分析したりしました。自分で直に実習を体験できました。貴重なおもしろい体験になったと思います。
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ドラえもんが動くエネルギーとは? エネルギーってなに?
理工学部 教授 冨永 昌人先生
 ドラえもんを題材として私達のエネルギーについて学びました。家電、ロボット、水力、核、太陽、光、そして人間も食事をエネルギーに変えて動くことが出来ます。しかし、目で見ることの出来ないエネルギーに不思議な思いもします。エネルギーが不透明な分、将来を担う子ども達には、興味をそそられる様で機会があれば学びたいとの声も聞かれました。
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宇宙は何からできているか?
工学系研究科 教授 船久保 公一 先生
 夜の空には、夏ならば天の川など無数の星があります。これらの星々は何でできているのかを観測に基づいて原子や原子核といったミクロの物理法則から写真を見ながら学びました。宇宙には、数多くのエネルギー存在や物質があることも知りました。また、光学的観測では見つからない物質が多量にあることが星の観測から分かってきたことを学びました。ここ20年の観測や実験によって多くの新発見がありました。現在、また将来の実験、観測にも期待されています。
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東北・九州の郷土玩具の「和の模様」を見よう
教育学部 准教授 和田 学 先生
 東北地方のこけしや九州地方で多く見られるきじ車など、各地域で見られる郷土玩具の実物を見ながら、玩具が生まれた歴史的背景から制作方法、色付けの変化などについて学ぶことが出来ました。弓野人形等・・・
佐賀の郷土玩具も紹介していただき、中学生にも地元の工芸を知る良い機会となったと思います。
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佐賀のがばいすごか人、売茶翁のことをもっと知ろう
全学教育機構人文・芸術部門 准教授 中尾 友香梨 先生
 売茶翁とは茶を売るおじいさん。佐賀の七賢人にも匹敵する売茶翁。まずお茶の原産地中国の、茶文化の歴史を学びました。はじめは薬として紀元前2700年頃から飲まれていました。唐時代は餅茶~宋時代は抹茶~明時代は散茶=葉茶と変遷しました。そして日本の茶文化は奈良時代中国に渡った留学僧(最澄・空海)が持ち帰って栽培し、餅茶が伝わりました。鎌倉時代には栄西禅師より抹茶が伝わりました。室町時代には茶道が生まれ江戸時代に隠元禅師が散茶、今日の煎茶を持ち帰りその煎茶文化を広めたのが売茶翁です。京都通仙亭を開き、茶を売り日本初の喫茶店で、景勝地でのお茶の行商をしていました。黄檗宗の偉い僧になっていたにもかかわらずてんびん棒を担いで茶を売るのは禅の修行のためでした。禅を説きながらおいしいお茶を飲ませてくれたそうです。著名人(伊藤若冲・池大雅など)が尊敬し、茶神として絵に描き書物にしたとのことです。佐賀の偉人として誇らしく思いました。
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発電のしくみと様々な発電方法
海洋エネルギー研究センター 准教授 有馬 博史 先生
 エネルギーを作るためには色んな研究がなされていることに感謝いたしました。また、発電方法の海洋温度差エネルギー・波力エネルギー・海流・潮流エネルギーが佐賀大学で研究されていることを知り、佐賀で子ども達も学べる環境であることを嬉しく思いました。講義が終了し、生徒からも発電への興味が深まったとの声も聞くことが出来ました。是非、来年もたくさんの生徒に学んでほしいと思います。
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GIS(地理情報システム)って何?
芸術地域デザイン学部 教授 山下 宗利 先生
 スマートフォンのアプリで利用していたGoogle Map。一度使い出したらやめられない非常に便利なツールですが、これもGIS「地理情報システム」なんだそうです。授業では、渋谷の交番の半径300m以内に専用商業施設がどこにいくつあるか、面積が10000㎡以上の文教施設はどうかなど、簡単な分析を一人一台のパソコンを使って実践しました。GISの利用によって、瞬時に必要な情報がキャッチできる魔法のシステムを覗き見て、子どもたちの夢は広がります。
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考古学の研究と現代の社会
芸術地域デザイン学部 教授 重藤 輝行 先生
 吉野ヶ里遺跡や原の辻遺跡などのとても身近な場所から、考古学について講義して頂きました。層位論・型式学から歴史をひもとき、またそこから地域活性の一役を担っているということも分かり、とても興味深い講義でした。講義終了後にも先生に質問をしている生徒の姿もみられ、将来、考古学を目指す生徒への指針となったことと思います。
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「男女共同参画って何だろう?〜自分らしく仕事をしていくために〜」
男女共同参画推進室 特任助教 宮地 歌織 先生
 第1部では、宮地歌織先生の他、ゲストスピーカーとして、三井住友建設株式会社の前田明子さん、佐賀県庁教育総務課の坂本竜太郎さん、佐賀大学医学部卒後臨床センターの吉田和代さん、それぞれの専門家の方からお話を伺いました。第2部では3つのグループに分かれ、それぞれのゲストスピーカーの方から直接お話を伺う機会がありました。現在の仕事について詳しくお話ができ、生徒たちも大変刺激を受けたようです。
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読書とその教育の研究
教育学部 准教授 竜田 徹 先生
 絵本と教科書の対比から始まり、一冊の絵本を表紙や見返し、挿絵の内容など細やかな周辺要素に注目して読み、話題を決めてグループで討議しました。読書とは記録から知識を得るだけではなく、著者と読者の間の生きた回路をつなぐことであり、物語の周辺要素にも注目し、読者自身の想い出や知識を思い出しながら読むこと、他者と意見を交わす読書会を持つことなどでより著者の思いを深く読み解くことができると学びました。
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超音波で見る人体
医学部 肝臓・糖尿病・内分泌内科 助教 高橋 宏和 先生
 2つのマッチ箱、どちらが空かどうやって確かめる?中を実際開けてみる人は外科向き、箱を振り重さを確かめる人は内科向き。医学で使われている超音波装置は、体の中のどこが悪いか実際使われている内科的な装置です。超音波とは、音を送信・受信で信号化し画像化しているそうです。実際その画像を見、なにか当てるのは難しく、魚の鯛・イカなどを見ました。人の体の中も見、どこに臓器があるかなど勉強になったのではないでしょうか。子ども達も、自分の首や手首が実際どのように写るか楽しんでいました。
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遺伝子とタンパク質の関係を正確に理解しよう ~バイオ医薬品から遺伝子組み換え作物まで~
農学部 准教授 光武 進 先生
 講義を受けた生徒は全て3年生で、遺伝子や化学式については、今、学校で学んでいて、とてもみんな興味深く聞いていました。アミノ酸が出来た時に生命が出来たというお話から始まり、遺伝子の構造、遺伝子組換えの仕組み、遺伝子組換え食品のメリット・デメリットなどを分かりやすく講義して下さいました。そして最後に、「遺伝子が全てを決めるのではなく、皆さんの人生の可能性は無限です」とおっしゃった言葉はとても心を打たれました。
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薬の分子はどう働いているか?
工学系研究科 准教授 長田 聰史 先生
 健康であれば必要ないのに、いざ体調がおかしいという時に頼る科学物質「くすり」。世界で初めて人工合成された医薬品「アスピリン」の登場からおよそ120年経過し、くすりの開発は生体の化学的理解が飛躍的に進展して、大きく変貌したことを知りました。開発の経緯や体内での働きを、頭痛薬等の鎮痛剤やドーピング剤、タバコ等身近なものを例に、リスクについても学びました。
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寄生虫のお話。(寄生虫が寄生虫になったわけ)
医学部 分子生命科学講座 助教 見市 文香 先生
 寄生する相手が無いと生きていけなくなる寄生虫。自由に生きている、似たような生物もいるのに、なぜ寄生虫が寄生虫として生きていく道を選んだのか? 正解は誰にも分からないとの答えでした。見市先生が、中学生の子ども達を例にして、1つの見解を分かりやすく説明して下さいました。また、さまざまな寄生虫を実際に見て、顕微鏡で観察する事で、寄生虫をより身近に感じ、興味や関心がいっそう強まりました。
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わくわく・ドキドキ異文化体験してみよう!
国際交流推進センター 准教授 山田 直子 先生
 もの、お金、人、情報が国境を越えて移動するグローバル化が進む今日、異文化を知ることは重要です。文化の違いを乗り越えて平和な社会にするためには、偏見を持たず、違いを認め、共通点を探し対話することが大切だと学びました。実際に留学生達とのコミュニケーションの場を持った時には、この人と話したい!この国を知りたい!という意識を持って向かい合うことがとても重要だと学びました。
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書に親しもう
教育学部 准教授 池田 啓二 先生
 書道の分野、5種類の書体の説明をしてくださり、実際に書体の辞書を見ながら好きな文字を思い思いに練習し、本番のうちわへ書いていきました。その後には、芸術の秋の趣で、皆の作品を鑑賞し、書に親しむことができました。「手書きの文字を絶やさないように、意識して書いて頂けたら」という先生のお言葉が印象的でした。今回の受講、創作を通して、自分で考え、それを形として創り出す、創造的思考に触れ、子ども達が自身の人生をデザインできる人間になっていってくれる事を願っています。
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